現代の一般的なダイエットでは、炭水化物を多く摂取しています。糖質制限とは、摂取する炭水化物の量を減らすというダイエット方法です。
この方法は、ダイエットに効果的であることが分かっています。そのため、糖質制限ダイエット と呼ばれることが多いのです。
糖質の役割
摂取された糖質は、全身の細胞に送られ、エネルギー源として利用されます。
しかし、糖質を摂りすぎると、エネルギーとして使われなかった余分な糖質は脂肪として脂肪細胞に蓄積されます。
日常生活では、脂肪をエネルギーとして使っていますが、使った分以上に脂肪が蓄積されると、太ることになります。
逆に、脂肪を多く使えば、体内に蓄積される脂肪の量は減り、結果的に体重が減ります。
蓄積される脂肪の量を減らすには、運動によってエネルギー消費量を増やす方法と、糖質制限をする方法があります。糖質の摂取量を減らすことで、余分な糖質はなくなり、脂肪として蓄積されにくくなります。
糖質制限の方法
バランスのとれた食生活を送るためには、食べ物に偏りがないことが大切です。さまざまな食品を食べること、そして炭水化物を適度に摂取することが重要です。
食事全体の量を減らすことは健康的ではありませんから、自分を維持するのに十分な量を摂取するようにしましょう。
糖質は制限しても、タンパク質や油分の摂取制限は気にしないようにしましょう。特にタンパク質に関しては積極的に摂取し、糖質をほとんど含まない高タンパク質食品を食べるようにしましょう。プロテイン ダイエットを利用することをおすすめいたします。
糖質の多い食品
炭水化物は、穀類、芋類、糖蜜、一部の野菜や果物など、多くの食品に含まれています。これらの多くは甘くないにもかかわらず、炭水化物を多く含んでいます。
- 穀類:米、小麦粉、トウモロコシ
- いも類:じゃがいいも、さつまいも
- 野菜:かぼちゃ、レンコンなど
- 果物:メロン、ミカン、リンゴなど
- その他:栗など
これらの食材を多く使った加工食品は、当然ながら炭水化物を多く含むことになります。
したがって、主食であるご飯や麺類(ラーメン、うどん、パスタ、そばなど)、パンなどは糖質を多く含む食品となります。また、煮物やみりん干し、佃煮など、砂糖やみりんを多く使う料理にも糖質が多く含まれています。さらに、大豆以外の豆類にも糖質が多く含まれるものがあります。
その他、調味料やドレッシングなども糖質が多く含まれる傾向にあるので、使用量に気をつけることが大切です。
糖質制限ダイエットでは、1日の摂取量を減らさずに、栄養価の高い食事を心がけることが大切です。筋肉は余分な糖質を消費するため、筋力トレーニングや軽い運動で筋肉量を増やすことで、体内に蓄積された糖質の燃焼を促すことができます。